フォニックス導入の手引き
フォニックスは規則 フォニックスは、こちらで説明しましたように、英語の発音の規則です。言語は決して規則から出来たものではありません。規則はいつも後から出来たものですので、その規則の使い方にはいつも使い方のルールがあります。
フォニックス・ルールとは、単語と発音を結びつける規則です。日本の英語教育は規則を先に教えて、第二言語を学習しようとします。これは全く、理屈に合った教育方法ではありません。日本語日本人が話し始めるのもアメリカ人が英語を話し始めるのも、どこの国でも、言語を覚えるのに、規則からはじめる方法はないでしょう。
第二言語として、英語を覚えるのに、規則から覚えて新しい言語に適用して覚えるのは並大抵のことでは出来ません。それはむやみに暗記が必要だからです。新しい何かを覚えるためにはある程度の暗記も必要です。が、何重にも暗記しなくてはいけない場合は、やはり大変な努力を強いられます。
その、何重もの暗記を省いた方が暗記する努力が少なくてよいことになり、効果が上がり、結果が良くなるわけです。何重にもの暗記を少なくし、暗記の手助けをするのがフォニックスのルールでもあるわけです。
従って、フォニックスをESLの生徒に適応するためには、最初からフォニックスを覚えさせる方法は、今までの、英語学習の方法と同じくなり、効果が全く上がらないばかりか害になる場合が多くなります。つまり文法を先に覚えさせて、単語や文章を覚えさせるというやり方と同じくなり、効果は上がりません。
フォニックスを導入する時期 上で述べたように、フォニックスは規則ですので、先に覚えさせるものではありません。元々、フォニックスは、既に会話の出来る子供達、つまり、発音を知っていて、音から意味を理解する子供達に、読み書きを教える場合に使うと効果が上がるという規則です。
つまり、何千もの単語に共通する規則を先に覚えてしまえば、全てを丸暗記するのより、遥かに楽に記憶できることが分かります。実際に、アメリカで効果があったという、報告が沢山出ているものです。
従って、導入する時期というのは、ESLの場合でも、先に音、発音は覚えていなくてはなりませんので、ある程度英語を勉強した後になります。
現状でフォニックスをESLに適用するためには 現状の英語教育で、フォニックスを導入することになれば、文法を教えはじめる前の段階に導入すべきだと思われます。アメリカでは、Kindergartenから一年生くらいの時期に教えられます。つまり、文字を読み、書くことを習い始めると同時に教えはじめられます。
本来ならば、言語学習は、聞いて覚えることから始まります。従って、ESLも同じく聞いて覚えることから始まり、ある程度聞いて覚えてから、読み書きを習うべきです。それが自然の流れですので、英語も同じ方法をとるべきです。
本来のフォニックス導入法 第二外国語として英語を教えるためには、上で述べた理由により、小学校低学年から英語の教育を始めたほうが、間違いなく効果が上がることになります。こちらに小学校英語教育について述べてありますので参照下さい。
つまり、英語教育は、聞くことから始まり、聞いて文法などに関係なく音を覚えることから始まります。ある程度、音や発音を覚えたら、読み書きを教えることになりますのでその時点でフォニックスが教えられます。その後が文法になります。文法は読み書きがある程度できるようになってからの話です。
これが本来の言語学習です。
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